Mantiel - Under the Mirrors of Forgotten Kingdom / CD

チリのプリミティヴ・ブラック・メタル、Manthielの2nd。
2019年フル・アルバムの2025年再発盤。ドイツとチリのインターナショナル・バンドでしたが、2022年からはLord Valtgryftake, Epitaphios, Grollheim, Gryftigaen, Thagirion Altars, Valdivian Tower, ex-13th Temple, ex-Moon's Venerisあたりで活躍していたLord Valtgryftake氏の独りブラックとなっており、バンド名も古英語（？）に変わっている。この作品の「Precarious」な録音は、極めてミニマリストな方法で、限られたリソースの中で行われた。音の不完全さもあえて残し、まさにブラックメタルらしい仕上がりとなっている。『Under the Mirrors of Forgotten Kingdom』は、非常にオーガニックな方法で短期間に制作された。楽器の多くはドイツで録音され、一方でドラムとヴォーカルはチリ・バルディビアで録られている。クラシックな“腐敗した”サウンドを維持しようと、両者の環境を混ぜ合わせて使用。古い録音機や少数のマイクを用い、できる限りローファイな実験を行った。アルバム全体の制作期間は短く、そのリハーサル的な性質が色濃く残ったまま、余計な装飾は一切加えられていない。