Grollheim - Broken Inscriptions of Perversity / CD

チリのダンジョンシンセ／プリミティヴ・ブラック・メタル、Grollheimの23年デモ。
Epitaphios, Mantiel, Gryftigaen, Thagirion Altars, Valdivian Tower等のLord Valtgryftake氏による独りブラック。彼らの初期段階、そしてエーレンフェルト期からスティルフリート期に至るまで、常に進化を続けてきたことは特筆すべきである。それは、侵食の循環であり、寓意的な変容の段階であり、純粋な音楽的エントロピーの発露であった。これは、腐敗し酢のように酸っぱく気まぐれで土星的なロウ・ブラックメタルの体系とはまったく異なり、そこにはオールドスクール・ダンジョンシンセのグロテスクな影や、80年代後期のダークアンビエントに宿る邪悪な魅惑が完全な装飾としてまとわりついている。超越的なオーケストレーションの目眩めく拡張を可能にし、より強力で、よりサディスティック、そしてより衰退的な響きをもたらした。それはやがて、ダーク・アンビエントのインタールードやブリッジ、そして腐敗した作曲法の他の陰鬱な要素へと揺れ動く・・・　本デモは純然たる猥雑な音像であり、血に塗られた楽器と、湿った沼地の腐臭ただよう土中に埋もれた高速ドラムによって、極めてプリミティヴな方法で構築された極限のロウ・ミュージックである。意味不明の祈り（グロソラリア）と、聴覚的破壊を目指す戦慄の悲鳴。ブラック・デスのごとく震えるドラム、そしてカタトニックな恍惚の中で超ロウ・ファイに溶け込む突き刺すようなギター。このデモは「Perversity」で幕を閉じる。なぜなら、この作品全体から滲み出す聴覚的残虐性は――猥雑で、迅速で、無慈悲で、忌まわしく、あらゆる方向に騒々しい――まさに〈倒錯〉そのものだからだ。